見出し画像

PHP カンファレンス福岡 2023 に参加しました

こんにちは!めもりー(@m3m0r7)です。
2023/6/24 開催の PHP カンファレンス福岡 2023 に参加しました。

はじめに

実は今回「エンジニア 1 人から、20 人規模の組織になるまでの PHP コードの変化と Developer Experience の変化」というプロポーザルを採択していただいていたのですが,諸般の事情によって採択の取り消しをお願いさせていただきました。

この度は楽しみにされていたオーディエンスの皆様,急遽なお願いをしてしまったカンファレンス運営スタッフの皆様には多大なご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

また,本件について誠実かつ迅速にご対応いただいた皆様には心より感謝いたします。

一般参加者として

今回は一般参加者として楽しませていただきました。2019 年はそういえば,足を捻挫していた状態で車椅子で参加してたのを思い出しました。今年は完治していたので,車椅子なしでの参加でした。あの時が懐かしい。

福岡に着く前の空腹に耐えきれずに食べた 1,500 円のレタス炒め

今年の PHPerKaigi は家庭の事情で参加が難しかったです。それでいうと,オフラインのイベントに参加するのは,昨年の PHP カンファレンス 2022 以降は参加できていないことになるので,かれこれ 8 ヶ月ぶりとかになるのでしょうか。

前日入り

福岡についたのは 6/24 の 18:00 頃で,そこからホテルにチェックイン。
筑紫口のアパホテルを取っていたのですが,会場から遠いかつ N 次会(N は自然数)の会場から遠いということにあとから気づきました。
博多駅近くでないほうがホテル代も実は安かったかもしれないと思うと…。

(非公式の)前夜祭があるとのことで LINE Fukuoka さんにお邪魔しておりました。その前夜祭で仲良くなったあすみさん(@asumikam)さんとカラオケに行ったりしました。飲酒をだいぶしていたのでもちろん点数を取れるはずもなく。
あすみさんの歌がうまいことに感動していました。

本編

本編では,いろんな方とご挨拶させていただいておりました。ひさてるさんと物理で対面するのは久しぶりですね。

「ちょうぜつ本」と「レガシーコード本」の著者近影。自分のスクリーンネームを間違える(@m3m0ry ではなく @m3m0r7 である)

また,合間合間ではありますが様々な方の登壇を拝見しておりました。いつもなら,登壇資料の準備などで中々スクリーンを見る機会がないのですが,今回は登壇の予定もなかったので,登壇者のトークを聞きながらスクリーンも見られたので「あれ,これ一石二鳥では(?)」などと思うなどをしました。

特に印象深かったのは富所さんの登壇です。

富所さんの登壇風景

拙著である「レガシーコードとどう付き合うか」をご紹介いただけていました。また,登壇されていた内容についても「レガシーな性質」という言葉を用いて「レガシーコードを改善する」という話でした。コードの書き方の指南というよりも,どういう体制であれば「レガシーな性質」が改善できるのか,「レガシーな性質の種類はなにか(事業・組織フェーズにまたがる話)」「カオナビ社での事例」などが主軸でした。

レガシコードを改善するという観点において How や AsIs/ToBe ではなく Why で語られている事例は今までそう多くないかなと考えている一方で,Why にフォーカスして書かれているのはすごく良いなと思いました。今回の PHP カンファレンス福岡は,レガシーコードにまつわるプロポーザルが多かったなと感じてました。皆さんやはり同じ悩みを持つものですね。

レガシーコードと呼ばれているもので赤裸々に「○○ 社のレガシーなソースコードはこうである」と書かれているものは,この世にほとんど存在しないでしょうし,公開することもできないでしょう。

そういった意味では,レガシーコードを改善するための戦術は結局自分たちで考えなければならず,戦術の立て方などの手法を学んでいたとしてもその学んだ知識をどう活かすかは自分たち次第ということになります。ようは銀の弾丸なんてないんだ,というところでしょうか。

知識を活かすには,どういった背景でその事象が伴っているのか理解していなければ,最適解を導き出すのは難しいはずです。

例えば,リファクタリングをするにあたって氷山の一角を治すよりも事業インパクトの高いところからリファクタリングできたほうが,コスパがいいはずです。しかし,事業インパクトが高いものって何だっけ?そのリファクタリングをすることで本当に事業にインパクトがあるんだっけ?といった観点を持つためには,その事業ドメインはもちろんのこと,そのレガシー化しているコードをそもそも触るべきなのか,などを判断するのは至難です。エンジニアならコスパいい開発がしたいはずですしね(本当に?)。

実務として 10 年以上レガシーコードと携わってきた身であっても「こうすれば必ず改善できる」「こうすればレガシーコードは絶対に生まれない」といった確信みたいなものが未だにありません。

レガシーコードが生まれる要因はコードの書き手の問題だけではなく,組織の課題,事業の課題,市況など様々であり,エンジニアだけで解決できるにも限度があると考えています。この話はまたいずれどこかで。

「しばらくラーメン」というお店のチャーシュー麺

フリートーク LT なるものもあったようですが,今回は参加者として徹底するという腹づもりで PC をホテルに置いてきたため,本当に登壇していません。

懇親会・エールズ

懇親会はいろんな方とお話させていただきました。その後行ったエールズでも。体力も底を付き,N 次会は参加できませんでしたが…。

帰路

一幸舎によるレイヤードアーキテクチャの例

前回 2019 年に,ラーメン滑走路で食べたのは「海鳴」というラーメンだったので今回は「一幸舎」にお邪魔しました。

さいごに

一般参加者としてとても楽しめました。この場を用意してくださった,スピーカーの皆様,カンファレンススタッフの皆様,ありがとうございました。

PHP (カンファレンス|erKaigi|.+?) については,都合が合えば引き続き一般参加者として参加するつもりではいますが,私なんかが登壇枠を確保するよりも,後任の優秀なエンジニアの皆さんにぜひ登壇してほしいという考えを持ち始めております。今回のカンファレンスでの熱狂的なプロポーザルの量を見て,そう強く感じました。

PHP カンファレンス福岡と関西だけが,まだ登壇できていない唯一の心残りではありますが…。

雑な締めになってしまいましたが,それではみなさん,またどこかでお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?