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駆け出しPHPer、はじめての”PHP”カンファレンス〜PHPカンファレンス関西2024に参加した!〜

ここ最近、初心者・未経験者カードを使うことに慎重さはありつつも、PHPカンファレンス関西2024のテーマが「立ち上げ」で初心者の参加を応援する意図があるとのことだったので思いっきり使ってみます。駆け出しPHPerがカンファレンスに初(?)参加してきた感想エントリです!

前提、わたしのスペック

株式会社Fusicに未経験中途入社のエンジニア。生まれも育ちも今もずっと福岡。

  • IT歴

    • 学習を始めたのは2022年9月

    • もうほとんど忘れたPython、と今でも好きなTypeScript(Next.js)

  • PHP歴=社歴=4ヶ月

  • AWSもちょっと(いつのまにか保持資格が増えてる)

  • コミュニティ参加はAWS関係と地元福岡でいくつか。LT登壇も数回あり。

【参考リンク:SpeakerDeck】
(初めてのコミュニティの話とキャリアの話とAWSの話をしている)

こんな感じで、"駆け出しPHPer"と言ってもよいかな…?!という立場です。

PHPへの感情とカンファレンス参加のモチベーション

業務で使うことをきっかけにPHPを触り始めて、いまだにPHPを好きになれるかな〜どうかな〜というなんとも言えない感情を持っています。
なのでPHPアツい!という熱量は持っておらず、ただただ業務で使うからという理由で向き合おうとしている。だからこそポジティブに、せっかくだし勉強会も参加したい!と思ったのが参加のきっかけです。
そして上に書いたようにコミュニティ参加経験はいくつかあります。
でも、わたしはプログラミング系の勉強会に対してハードルを感じていました。

  • なんか難しそう、難しい話をする人ばかりいそう

  • 言語そのものへの熱量が自分にはない

  • どことなくクローズドな雰囲気を感じる(これは偏見)

駆け出しエンジニアの入りづらさ、というものをプログラミング言語の勉強会に感じていたのは紛れもない事実です。
だけどPHPは違う!…ということをなんとなーく、うっすらと、入社してからの数ヶ月で感じ取っていました。外から見てそれを感じるのはすごい。
コミュニティ参加にメリットを知っていた × 駆け出しでも入っていきやすい雰囲気を外から感じていた】
それが、今回PHPカンファレンス関西に参加した理由です。

参加してどうだった?得たものは?

初心者が参加して得るものはあるの?
一番不安だったところ。
PHPの深い話(この言い回しは、偏見混じり)だけでなく、PHPを使っていく中での話がとてもおもしろかったからです。
今すぐ実践できそうなこと、実践までいかずとも考え方として持ち合わせておくと役に立ちそうなこと、これまでぼんやりしていたテーマへの理解が深まったこと、定期的に振り返りたいと感じたこと……ちゃんとためになることばかりで、来てよかったなあと思いました。
たとえ同じ内容を聞いたとしても、三年後の自分ではけして得られないことを今の自分だから得ることができたんじゃないかなーと思います。

セッションの感想、走り書き

「"品質"が高いコード」って何?

初心者向け、工学分野にずっといる人にとっては当たり前かもしれない、という前置きがありました。 実践という意味では経験を積んでいくつか上のフェーズにある方がやるような内容だったかもしれません。ですが、わたしのように駆け出しだからこそ知っておきたいことだなと感じました。
専門的で濃い情報量だったけれど、この話に触れたことがあるかないか、でかなり違うだろうな、と。
「品質」ってなんだろう?曖昧で、むずかしい。
そんな中で聴いたこのセッションで、「品質」とは”要求を満たしていること”というキーワードを覚えました。
コードをどこまでどう書くかだったり、テストコードの書き方だったり…悩んだら「要求」という言葉を思い出そう、心がけよう、と今聞けてよかったです。

CodeRevieweeが求められること

レビュワーにとって親切なPRってなんだろう?これもむずかしい。分かっていても、できてない…とか、あるある。
ファイルチェンジ数は10前後以下にすること。 自分の考えや意図を伝えること。
この二点の心がけが特に大事なんだなと感じたのですが、わたしはこの二点はうまく繋がっている!と思います。このコードのこの部分はこうで……という「コメントをPRに残す作業」が重くなりがち、なところをそもそもファイルチェンジ数が少なければ軽くできるんですよね。差分の少なさは自分含めてみんなにやさしい。
限られた開発時間でPRの数は多くなっても一つあたりを軽くする方がやっぱりよいのだなと再確認できてよかったです。
こういうことは自分の考えとして保持しておくだけでなく、いろんな人たちから”これがよい”と聞く方が自信持って実践できるなあと思います。

PHPコミュニティ、その魅力と熱狂をあなたにも!!!

ここ最近、コミュニティに対する姿勢みたいなものについてすでに悩ましさを感じていました。(これは本来十人十色なことで、自分の在り方は自分だけのものであるはず…を見失いかけていただけ) そんな最中、コミュニティはいいぞ!!という話を聞いて、やっぱりそう…!ここがいいんだ…!!を感じさせられるセッションでした。
今この記事を書いているのもこのセッションがきっかけだったりします。勉強会参加後のアウトプットを続けたい、と思ったから。自分のメモって結局見返さないんですよね、わたしにとってはあまり意味がない。
でも自分の言葉でパブリックに文章としてアウトプットすると、なぜか後から見返すし、少なからず反応も生まれてさらに考える機会も生まれるし……あ、これいいな、と思いました。コミュニティ参加にはよい循環がありますが、その巡りの一つとして”記事を書く”は今後もできるだけやりたいです。
そして、やっぱり、喋りたいなーーになった!笑
今年はPHP系のどこかしらで何かしらLTやりたいな…?自分の視点をどうねじ込むか、だと思っているので、がんばります。

PHPで学ぶ、セッションの基本と応用

Web技術のおさらいにとてもよかったです。知っていたけれど、こうして分かりやすくインプットすると再確認として知識のアップデート…というよりも再インストールみたいな感じでフレッシュに脳に刻まれる。
「Cookieを利用したSession管理」というような何気なく使っている概念が正式には何かを振り返るのはいいなーこういう場だからこそできることだなーと思いました。やっぱり言語化は大事。インもアウトも。
そしてSession管理のような、誤解を恐れずに言うと扱いがセンシティブな技術概念をいい感じにやってくれるのがフレームワーク。だけど、だからこそ、時間が許すならやっぱりあらゆるWeb技術の使用の実装を自力で0からやりたいな〜なんて考えました。
わたしは以前(コードを書き始めてまもない頃)、Cookieの中身とひたすら睨めっこするようにコードを書いた経験があります。わっっかんない!と心の中では叫びながらもそうやって基礎の基礎が身に付いていくのがとても楽しかったです。ということを、思い出していました。

擬人化で完全に理解するクリーンアーキテクチャ

むずかしい話、わかりやすそう、聞いてみよう!
で、今までふんわりぼんやりしていたことへの理解がレベルアップした気がします。
アーキテクチャの話って一回で理解するのは無理で、こういった様々なセッションを聞いてインプットを繰り返す中で理解が深まっていくものかなと。
クリーンアーキテクチャの”あの同心円図”において、最も内側にあるエンティティは”上位”であり外側が”下位”であるという考え方があまりしっくりきていなかったのが縦にピラミッドみたいに書き換えられたイメージ図を見て、なるほど…!となりました。
内側にあるエンティティやユースケースは下位の技術詳細(DBやフレームワーク)に依存しない・無関心でいられる…しかし会話するためにインターフェースがある。依存性注入である。 クリーンアーキテクチャ、擬人化はむり!という話でしたが、なぜならそもそも”あの同心円図”のようにレイヤーを分割しようという話ではなく依存の方向は上位(外側)から下位(内側)へのみ流れているべきだという話だから…というまとめがとても腑に落ちました。
依存がごちゃつかない、変更に強い、そんなクリーンなアーキテクチャ……のためのSOLID原則。
そういえば今までちゃんと学んだことがなくて、なんとなく触れてなんとなく難しそう…というクリーンアーキテクチャ。実践はむずかしいけれど、分かりやすく押さえられたポイントを目と耳でインプットすると理解のしやすさがやっぱり桁違い…!

やっぱり交流はよい、勉強会はよい

参加者3桁規模の勉強会参加は2回目で、今回は怖けずに懇親会も参加…!PHPコミュニティは初めてだったけど参加…!
PHPerシールにたいへん助けられました…!!
魔法の言葉です、と紹介されていましたが、ほんとうに魔法の言葉でした。とりあえず、シール交換してください…でたくさんの方とお話することができました。シールのおかげもあって、みんなが初対面者ウェルカムな感じで、とてもとてもよかったです。みなさん本当は元からそうなのかもしれないですが、話しかける方も話しかけられる方もウェルカムを表に出しやすいシール効果すごいなーって思っていました。
それからいろんな方と話していくうちに、やっぱり勉強になることが多かった。自分一人では得られない視点や考え方に触れられるのはこういう場のいいところですね。自分が日常的に見ている世界だけでは得られないことがあったり、自分が持っている考え方を再自認して深められたり。
駆け出しPHPer、ほんとうに大丈夫…???な感じでスタートしたカンファレンス・懇親会の参加でしたが、とても楽しく学ぶことができました!ありがとうございました!!

余談:よく聞かれること

前職が化粧品業界で接客をやっていたと話をすると、どうしてまたエンジニアに?などルーツを聞かれることが多かったです。最近ははじめましてが少なくて油断していました。笑
ルーツの話を貼っておきます。

そして地元、ぺちこん福岡2024!

楽しみ!!

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