LINE株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社の新しいブログはこちらです。 LINEヤフー Tech Blog

Blog


【登壇・協賛情報】iOSDC Japan 2022

2022年9月10日(土)〜12日(月)の3日間にわたって開催される、iOSDC Japan 2022にて、LINEはダイヤモンドスポンサーを務めます。また、当日はLINEのエンジニアが登壇いたします。

トークの詳細に合わせて、発表者から「セッションの見どころ」や「開催前の意気込み」などを聞きましたので、ぜひご覧ください。

#これはLINEのiOSDC_Japan_2022のトークンです

トーク紹介

LINE iOSのビルド環境の変遷 

LINE iOSは、200万行を超えるソースコードと200以上のモジュールで構成されている大規模なプロジェクトであるため、そのビルド時間も長くなりがちです。

私達はビルド時間の改善の一環として、Bazelを取り入れました。その結果、ビルド速度が2倍になるというメリットを享受しましたが、メンテナンスコストが増大するというデメリットにも直面しました。

このセッションでは2年間Bazelを使い続けて分かったBazelの長所やリスク、運用時の注意点、そしてLINE iOSのビルド環境の現状と今後についてご紹介します。

発表日時:2022/09/12 12:00〜 Track Cスポンサーセッション(20分)
発表者:Giuk Jung
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2022/proposal/ac7d5226-f64b-42ff-8d08-b8960d4021ca

発表者から一言

Bazelによってビルド速度は爆速になりましたが、メンテコストも爆上がりになったので、LINE iOSのビルドシステムを標準(Xcodebuild)に戻しました。
経験したBazelの課題を紹介し、標準ビルドシステム上でビルド速度を改善する計画について共有します。

iOS15からのCommunication NotificationとSiri

iOS15からユーザー間でのやりとりのための新しい通知、Communication Notificationが導入されました。
そうです、通知にユーザーのアイコンが出るあの通知です。

UIが変わったり、通知の要約を突破できたりと普通の通知よりも便利なこともある一方、Siriに関する知識が必要になってきます。
しかしSiriに関してはドキュメントも知見も少なく、その割に設定する項目も多く、敷居が高いイメージもあるのではないでしょうか?
そもそもなぜ通知の実装にSiriが出てくるのでしょうか?

このトークではCommunication Notificationの実装方法、Communication Notificationを実装する上でのSiriの知識、及びよくやってしまいがちなCommunication Notificationのアンチパターンなどを紹介していきます。

発表日時: 2022/09/12 13:55〜 Track D レギュラートーク(20分)
発表者:まつじ / mtj_j
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2022/proposal/149abcfe-2fa4-43cf-acec-f38393ca4a4b

発表者から一言

通知の話がメインですが、同じくらいSiriの話もします。
通知とSiri、一体どんな関係があるのでしょうか?
その辺りを説明しつつ、Communication Notificationの実装方法を解説します!

Swift Concurrency Next Step

Swift5.5で登場したSwift Concurrencyは、非同期処理を簡潔で安全に扱える機能です。主な機能は既に追加済ですが、現在も新しい機能の追加や改善が行われています。
今回は、この1年で見られた進化や実装上のTipsなどを紹介します。また、Swift6以降に既存のコードが動かなくなるリスクを最小限に抑えるための段階的導入方法など、ちょっと先の未来についても見ていきます。

例:

  • Swift5.6以降の新機能や変更
  • エラーやキャンセル時の子タスクの挙動
  • Taskのinitとselfの関係
  • Actorが切り替わるタイミング
  • swift-async-algorithmsから見る実装方法
  • iOS frameworkとの連携
  • Swift6で何が起こるのか?

これからConcurrencyをもっと使ってみようと思っているみなさまのお役に立ちましたら幸いです。

発表日時:2022/09/11 11:05〜 Track B レギュラートーク(40分)
発表者:shiz / stzn3
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2022/proposal/1bbc3929-1302-4d62-9d0d-19de7083562d

発表者から一言

まだまだの変化の激しいSwift Concurrency、登場してから1年間のアップデートや蓄積された知見などをみなさまと一緒に学んでいきたいと思います。すごい久々のオフライン登壇なので楽しみな気持ちと不安と緊張がゴチャ混ぜです!

挑戦!ISUCON de Server-side Swift 〜タイムゾーンには気をつけろ〜 

皆さんは ISUCON をご存知でしょうか?ISUCON は 課題として提供されるWebサービスを「いい感じにスピードアップ」するコンテストです。

さて、ここに3人のiOSエンジニアが勝負を挑みました。この3人、持ち前の iOS 開発で培った Swift 力で、シビアな制限時間の中、課題をSwift にフルスクラッチで書き換えようとします。果たして優勝を勝ち取り、iOS開発、そしてSwift言語の威厳を他の参加者に知らしめることはできたのでしょうか。

このトークを通じて、iOS、macOS アプリケーションの開発者の皆さんがどのようにしてサーバーサイドSwiftに取り組めるか、そして本格的なアプリを実装できるかを学べるやもしれません。 iOS クライアントだけでなく、サービス全てをSwiftにしたい方、必見です!

発表日時: 22022/09/11 16:00〜 Track A LT(5分)
発表者:freddi / ___freddi___
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2022/proposal/1d91ba4f-6620-415b-859c-79e4dad66f89

発表者から一言

LTというものはn年ぶりになるのでうまく喋れる気がしません。助けてください。あとiOSDCパンフに漫画書いたので読んでください。読まないとあなたのプロジェクトは明日全部 FatViewController になります

GDPR or "similar" statute 

皆さんはGDPRという単語を聞いたことがありますか?はい、ヨーロッパの個人情報に関する法律ですね。ここで審査ガイドラインを見てみましょう。

>the European Union's General Data Protection Regulation ("GDPR") or similar statute

そう、GDPRのような法律はGDPRだけではないのです。GDPRさえ、ヨーロッパさえチェックしておけばいいなんてことはありません。個人情報保護規定はどの国にもあるのです。
本LTでは、保護規程といえばまずはGDPR!な皆様と一緒に他国における類似の規定について学びます。

話すこと

  • アプリ審査ガイドラインの振り返り
  • GDPRの振り返り
  • 2022年6月1日🇹🇭
  • JETROが注意喚起してるって知ってた?

話さないこと

  • 法律への対処手段(専門家に聞いてください!)

発表日時: 2022/09/12 16:10〜 Track A LT(5分)
発表者:しもとり / S_Shimotori_pub
詳細:https://fortee.jp/iosdc-japan-2022/proposal/9c6e1923-0976-48ee-b813-1771a2210af1

発表者から一言

iOSDC Japanの魅力の1つは、自分が普段開発していない種類のアプリ・異分野の知見に触れられることですよね。私からはGDPRの話を提供します。LTでたったの5分です、気楽な感じで聞いてください。

この機能ソースコード私たちが書きました!~その一部を公開!

今回、iOSDC Japan2022のパンフレットに「この機能ソースコード私たちが書きました!~その一部を公開!」と題して、それぞれのサービスのある機能にフォーカスしてソースコードを公開しました。各サービスの機能画面と工夫した点、機能のソースコードに合わせて開発チームを代表するメンバーの顔写真と開発チームの紹介を掲載しています。

ぜひご覧ください。

また、イベント当日オフライン会場では、それぞれの機能に関するQ&Aの時間を設ける予定です。
ブースには開発するエンジニアが立ちますので、会場に来られる方はぜひお立ち寄りください。

イベント情報

  • 名称 : iOSDC Japan 2022
  • 主催 : iOSDC Japan 2022 実行委員会 (実行委員長 長谷川智希), WASEDA-EDGE人材育成プログラム
  • 開催日時 :  2022年9月10日(土)〜9月12日(月)
  • 場所 : 早稲田大学 理工学部西早稲田キャンパス63号館 / オンライン (ニコニコ生放送)
  • 参加費 :オンラインのみ(2,500円)/ オンライン + オフライン(5,000円)/ 早稲田大学 学生・教職員(無料)

参加方法・詳細は以下公式サイトをご覧ください。
https://iosdc.jp/2022/

After iOSDC Japan 2022 開催します!

9月14日(水)19時よりiOSDC Japan 2022に協賛しているLINE/PayPay/ZOZO/ヤフーの4社合同でAfter iOSDC Japan 2022を開催します。

各社からのセッションと、iOSの技術やiOSDC Japan 2022のイベントについてカジュアルに話すパネルディスカッションを実施します。

LINEからはセッション発表とパネルディスカッションに3名のエンジニアが登壇します。ぜひご参加下さい!

セッション

iOSDCの発表についての後日談

iOSDCでした僕の発表内容について後日談をします。僕のiOSDCの発表を聞いた人も聞いてない人もわかる内容になっています。

まつじ / Twitter / LINE株式会社 / iOS/Android エクスペリエンス 開発チーム

パネルディスカッション

iOSDC Japan 2022に参加してみて

iOSDCに参加して気になったセッションや、オフラインブースの話などiOSの技術やiOSDCのイベントに関する内容をパネリストの皆さんとざっくばらんにお話しする予定です。

写真左から

モデレーター:giginet / Twitter / LINE株式会社 / ディベロッパーエクスペリエンス開発チーム

パネリスト:freddi / Twitter / LINE株式会社 / ディベロッパーエクスペリエンス開発チーム

イベント情報

採用情報

LINE株式会社では一緒に働くエンジニアを募集しています!
LINEには多くのサービスがありますので、ぜひ気になるものがあればチェックしてみてください。

https://linecorp.com/ja/career/ja/all?tag=34