iOSDC Japan 2022で初登壇しました
こんにちは、Ogijunことjuginonことおぎじゅんです。去年はリスナーとして参加していたiOSDC Japan、今年はスピーカーとして参加したので報告を書きます。
去年の参加記事のラストで
今回は参加者ということで、チャレンジに入賞したことで名前も一応載せていただくことはできましたが、やっぱり自分も何かしら発表してみたい!
来年からはiOSエンジニアとして社会人になるわけですが、こういった場で盛り上がるような話題を提供できるような、そんなエンジニアになりたいと思いました。
こんなことを書いていたのですが、まさか1年でこの発言が実現できるとは思っていなかったので正直びっくりしています。
去年はまだ学生ということもあり本当にただスピーカーのお話を聞くだけのイベントだったiOSDCですが、今年はスポンサーブースの出展・オフライン参加という去年とはまったく違う体験ができました。
そこらへんの所感も書いていきます。
発表したもの
今回自分が発表したものは、「全力疾走中でも使えるストップウォッチアプリを作る」というものでした。
このブログでも紹介したストップウォッチアプリがリジェクトされた話
を発展させて、「じゃあどんなインタラクションだったらリジェクトされなくて使いやすいストップウォッチが作れるんだろう?」という疑問を、実際に走りながら使うことで検証した(やってみた系の)発表になります。
実はこういった現地の会場で視聴者を前にマイクを使って発表するという形式の登壇はしたことがなく(研究の学会等はコロナウイルスの影響ですべてオンラインになっていた)、今回が人生初のリアル登壇になりました。
会場の5つの発表部屋のうち大きい方のTrackAで発表することになり、いやこんな発表でそんな大人数来るわけないやん…と思っていたのですが、まあ案の定そんなに現地の視聴者もおらず(小さい方の会場で十分収まるくらいの人数)、そのおかげで発表はほとんど緊張せずに終わりました。
とはいえ、発表したあとに「作ったアプリ、ダウンロードしてみました」と直接言われたりとか、DiscordやTwitter、生放送のコメントでフィードバックを書いてもらっていたりしてとても嬉しかったです。
もともと大学の陸上部のために作ったアプリがここまでいろんな(しかもiOS界隈では名の知れた)方々に知ってもらえるようになるとは思っていなかったので、採択されてよかったなぁと思いました(採択されなかったら追加開発をするモチベーションもそこまでなかった)。
せっかくここまで作ったので、今後はストップウォッチとしての機能をより拡充するようなアップデートができたらいいなと思います。
いずれ発表の動画がYoutubeに上がると思いますが、スライドもSpeaker Deckに上げました(初のSpeaker Deck)。僕の発表は検証動画が売りなので、それが見えないと正直なにやってるのかわからないと思いますが。。笑
スポンサーブースもやりました
今年はZOZOに新卒入社したということで、ZOZOのスポンサーブースの運営にも携わりました。
現地会場に集合してみんなでブースを準備してシフトを組んで来場者とコミュニケーションを取るというこの形式、めちゃくちゃ大学の文化祭を思い出しました。
大学院の2年間は文化祭で屋台を出すことはできなくなってしまっていたので、こういった形で文化祭っぽい雰囲気を味わえるのはとてもよかったです。
Twitterのフォロワーが増えたり、そもそも初めてリアルで顔を合わせる会社の人がいたり、いろんな人とコミュニケーションできてやはりオフラインもオフラインでいいところたくさんあるな…と思いました。
ZOZOでは現地でのブース出展もありましたが、今年はまだ現地での参加を見送る参加者も多いことを考慮して非公式のオンラインブースも出展しました。
「オンラインでも現地で参加している人たちと同様の体験をしてもらえるようにしよう」という目標のもと、コンテンツをみんなで色々考えて作っていくのはとても楽しかったです。
中のコンテンツ以外の全体のレイアウトやデザインは自分が考えて作りました。
Miroは基本的な図形しか配置することができませんが、いろんな形を組み合わせることで意外と複雑な図形も作り出すことができたので、今回はZOZOの西千葉本社のそばにあるZOZOの広場の公園案内図のようなデザインにしてみました。
コンテンツを辿っていくときに矢印などのあからさまな指示を参加者にさせないようなレイアウトで、かつ誰が見てもわかりやすいデザインってどうやったら作れるんだろう、と考えていたときに出てきた公園案内図のデザインでしたが、正直このアイデアは自分でも神がかっていたと思います。
やっぱりこういうUIデザインを考えるのは他の人よりも得意みたいです。この強みをどうにかして活かせるといいんだけどなーと少しだけ思いました。
このオンラインブースも社内外問わず好評で、他の企業のブースに行ったときにオンラインブースすごいですね!と言っていただけてとても嬉しかったです。
総括
iOSDCのための準備が始まったのはCfPを提出する6月ごろだったのですが、6月はWWDC22があったということもあり入社して配属されてから9月までイベント関連の仕事が通常の開発と並行してずっと続いていました。
それがようやく終わりを迎え、無事に発表できたこと・ブース出展に積極的に参加できたことに圧倒的達成感を感じます。
スライドや原稿の準備にかなりたくさんの時間を使ってしまったことは反省点ではありますが、社会人1年目でここまで濃厚な半年が過ごせるとは思っていなかったです。
セッションを聞いてiOS開発のモチベーションも爆上がりしているので、日々の仕事という名の来年のiOSDCのネタ探し、がんばるぞい!