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ずっと憧れだったiOSDCで人生初登壇したら、2500人の前で突然PCが音を立てて落ちた話

#iwillblog

こんにちは。ころころと申します。
今年の iOSDC Japan 2021 にて、ずっと憧れだったスピーカー枠として参加させていただいたので、その話を書いてみようと思います。

1. iOSDCと私

実は iOSDC 自体の参加は3回目となります。
1回目は当日スタッフとして、2回目は一般参加者として。

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(↑イベント当日に首から下げていたスタッフ証は今でも大事に飾ってます笑)
初参加の iOSDC Japan 2019 では、私はiOSエンジニアを目指していた立場で、正直Swiftの基礎の「き」の字も怪しいくらいでした。
それでも、登壇者のセッションは聞いていて楽しく勉強になることばかりで、「絶対に来年はiOSエンジニアになって参加してやる!!!」と、会場からの帰り道で心に深く誓ったことを今でも覚えています。

翌年、2回目の iOSDC Japan 2020 では、誓い通り、iOSエンジニアになって参加しました。
Swiftが全然理解できていないことを痛感しながら、日々の業務をなんとかこなしていくという状況での参加となりましたが、
「去年よりもトークの内容がぱっと理解できることが増えたぞ!?!?」
と自分の成長を少し実感できたことで、ちょっぴり自信にも繋がったイベントとなりました。
また、自分だけでは得ることが到底難しい知見をわかりやすい資料と説明で発表されている登壇者の背中がとてもカッコよく見えてすごく憧れました。

そして、今年の iOSDC Japan 2021 がやってきました。
業務にも慣れてきた状態だったこともあり、「プロポーザル募集を開始しました」の文字を見つけた瞬間に、「登壇したい!!!」と直感的に思いました。
ただ、「Swiftペーペーな私が登壇できるような内容なんてあるのか?」「登壇者のようなカッコいい姿になれる自信はあるのか?」など、ネガティブ思考も相まってかなり悩みました。(プロポーザル通ってもないのにw)
結局、募集締め切り時間ギリギリに「えぇぃっ出しちまえ!!」と武者震いしながら提出ボタンをポチりました。(プロポーザル通ってもないのにw)

2.プロポーザル採択&資料準備

結果として、ありがたいことにプロポーザルを採択していただきました。
嬉しい気持ちとびっくりした気持ちが半々くらいで、何度も採択メールを読み返してしまいました。

そこから、資料準備に取り掛かります。
初めて発表することもあり、かなり苦戦しました。
一通り資料ができても、話しながら練習を重ねていくうちに細かい言い回しやデザインが気になって修正をしていき、一通りの資料とはなんだったんだっていうくらい変更していました。。

3.登壇当日

LT登壇者は当日、発表のちょっと前からZoomに集まって、事前に音声や画面共有に問題がないかなどの確認を行い、発表に備えます。
私も一通り確認をしていただき、問題なかったので、ほっと胸を撫で下ろしました。#iOSDCドロップスを一粒口に放り込んだので、糖分摂取も完了です!

次々とLTが進んでいき、とうとう私の番がやってきました。
始まる前はめっちゃ緊張していましたが、立木さんのナレーションで気持ちがスッと切り替わり、登壇中はあまり緊張することなく、練習通りのスピードで落ち着いて発表することができました。

そう、途中までは・・・!笑

発表もそろそろ中盤、といった頃に、悲劇が起きました。
なぜかスライドのページ送りができなくなり、マウスもキーボードも反応しなくなり、長谷川さんの声らしき音声も途切れ途切れで何も聞き取れず・・・
「どうしようどうしようどうしよう」と焦っていたら突然、PCが

「ヒュウゥゥゥン」

と音を立て、PCの電源が落ちました。
「え?? 落ちた?? ん??? なんで???」とその場で私も固まり頭が真っ白になりました。
からの、急にPCの電源がついて見たこともない画面が。。。
(これ後で知ったのですが、カーネルパニックというらしい。。。)

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もうなんか頭が真っ白になっている場合じゃない、と少し正気を取り戻し、やれることをやろうとしました。
とりあえず家中のNW機器の電源を切ることくらいしか対応が思いつかず、後はPCの前で正座して祈るしかありませんでした・・・

もう心臓バクバクで、こんなに青ざめた経験は、思い返しても高校生の時に大学の志望学部を悩んでいて、放課後に先生に相談してみたら「願書、今日が締め切りだよ」と言われた時と同じかそれ以上です。

その後、幸運なことに、そう時間はかからずにPCが再起動し、Zoomに復帰することができました。
そして、運営の方からもう一度発表の時間をいただけるということを伝えられ、もう泣きそうになるくらい嬉しくてありがたい気持ちでいっぱいになりました。
ただ、泣くわけにはいかないので必死に上を向き、もう一度登壇準備へ。

そして2度目の登壇が始まりました。
1回目の登壇前の緊張とは違う、不安と嬉しさとその他諸々が混じったなんだかなかなか味わったことのない緊張感がありつつも、発表が進み、スライドのページを送り続け、なんとか、、なんとか、、発表を終わらせることができました!!!

「やり切った・・・・・・・」

4.Ask the Speaker &タイムシフト再生

登壇が終わるとすぐに Ask the Speaker が始まりました。
質問やアドバイス等をたくさんいただき、実際に発表を聞いていただけたことを実感し、反応が返ってくることの嬉しさ・ありがたさを経験しました。

そして、発表中はニコニコ生放送のコメントが見れていなかったため、手汗MAXでドキドキしながら自分のタイムシフトを再生してみました・・・!

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(;_;)

たくさんの方々に応援していただいて、
たくさんの優しい声をかけていただいて、
たくさんの温かい拍手をいただいて、

本当にありがとうございました。

また、再チャレンジの機会を設けてくださった運営の皆様、本当にありがとうございました。

感謝してもしきれないくらいです。一生忘れられない日になりました。

5.最後に

今回、スピーカーとして iOSDC に参加させていただいて、多くの貴重な経験を得ることができました。運営の皆様・スポンサーの皆様・参加者の皆様、ありがとうございました。
なかなか最近は iOSエンジニア としていろんな方とコミュニケーションを取れる機会が少なかったこともあり、非常に刺激的でモチベーションが高まりました。
また登壇できる日がくるように、日々を頑張っていこうと思います。

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