新機能をリリースするたびに不具合を連発していたアプリを全くの不具合ゼロでリリースできるようになるまでのワークフロー by tamappe

iOSDC Japan 2020
LT(5分)

新機能をリリースするたびに不具合を連発していたアプリを全くの不具合ゼロでリリースできるようになるまでのワークフロー

tamapppe tamappe tamapppe
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「おーい。ここなんか不具合ぽく見えない?」
POやディレクターの人からこんな風に声を掛けられるとビクってなってビビりませんか?
「イケてる自信があったんだけどなぁ。そんなもん気のせいじゃないの・・・?」
と心の中でそう思いながら心臓バグバグになりながら一緒に挙動を確認するとやっぱりなんかおかしい。
そして、やっぱりバグでした。

アプリ開発に慣れてきてもバグ報告は開発者にとって切っても離せない存在だと思います。
しかも開発にバグは付き物です。
私も当時ビクビクしながら挙動確認していました。皆さんもバグ報告を聞いてビクッとしませんか?

そんなチームというか私が一年後に新機能の追加開発でディレクターやユーザーからバグ報告やデグレ報告が一切来なくなりました。

工夫したのは、テストフェーズに移る時に開発者目線で「テスト項目書」を作るようにしたことです。
ディレクターから指示される仕様書を元にして開発者目線でテスト項目書を作って運用するようになって
劇的にテスト後やリリース後の不具合報告の件数が一気に減りました。

開発者にとってはテスト項目書の作成はとても嫌な作業だと思います。少なくとも私は苦手でした。
ですが慣れてくるとこれも一種のプログラミングの作業と変わらないなと思えてきました。
本セッションでは開発者目線のテスト項目書の考え方と作り方、それを通してなぜ不具合ゼロに持っていけるのかについて話して
皆さんの悩みの助けになれればと思います。

聞いてほしい対象者

  • テストなんてテスターに任せればいいじゃないかと思っている人
  • 自動化テストを導入したいけど、そこまでテストにコストを掛けられない人
  • 仕様書の通りに実装したはずなのに、検討漏れをよくしてしまう人
  • あんまりバグ報告を聞きたくない人