実行できる形で作成するiOSアプリ開発のガイドライン by 佐藤 光

iOSDC Japan 2020
レギュラートーク(20分)

実行できる形で作成するiOSアプリ開発のガイドライン

hicka04 佐藤 光 hicka04
3

私が働いているニフティライフスタイルではiOSアプリ開発のガイドラインを策定中です。
ガイドラインを策定することになった背景としては、5年以上も運用して負債が積み重なっているプロジェクトが複数あったため、それらのプロジェクトで使える共通のガイドラインを定めて負債を効率よく解消しようと思ったからです。

具体的には以下のような項目について策定しています。

  • コーディングルール(Lint)
  • アーキテクチャ
  • パッケージマネジメント
  • CI/CD
  • etc...

そして、このガイドラインの一番のポイントは「実際にXcode上で実行してシミュレーターや実機で動かせる状態にしている」ということです。
これは、策定したガイドラインを各プロジェクトへ導入しやすくする狙いがあります。

  • ガイドラインの各項目ごとにプルリクエストを作ることで、導入手順がGitの差分として確認できる
  • 各プロジェクトへの導入でつまづいた場合の原因切り分けがしやすい

本セッションでは、ガイドラインに策定している内容を簡単にご紹介し、実際のプロジェクトに適用するまでの流れについて詳しくお話します。
また、このガイドラインを活用して新規アプリの立ち上げやモックアプリ作成などの準備時間を0にする工夫をしているのでその点も合わせてお話します。