iOSDC2020に登壇しました&参加レポート

iOS関連技術のカンファレンスであるiOSDC Japan 2020で「Xcode Previews でUIKitベースのアプリ開発を効率化する」というタイトルで発表してきました。

fortee.jp

発表スライドはこちらです。

speakerdeck.com

今年はオンライン開催ということでニコニコ生放送での配信となりました。以下からタイムシフト配信が見れると思います。後日セッションごとにYouTube等にもアップされるかな?

live.nicovideo.jp

 

発表内容について

発表では、2019年秋ごろからメルペイで私が導入を進めてきたXcode Previewsについて、

といったことを紹介しました。 

同じような内容は2019年末に会社のブログに書いて既に公開しています。その時はまだ2画面程度にしかPreviewを使っていませんでしたが、それから9ヶ月ほどたち、およそ150画面ほどにまでPreviewの導入が進んできました。今回の発表ではこの9ヶ月で得られた知見を詰め込んだものとなりました。

engineering.mercari.com

また会社のブログではさらに今回の登壇にあたりインタビュー記事を作ってもらえたので、そちらもご覧ください。

mercan.mercari.com ちなみに今回の発表内容は、2020年3月に行われる予定であった「try! Swift Tokyo 2020」で「Effective UIKit-based app development with Xcode Preview」というタイトルで話そうと思っていた内容でした。ただしそれはコロナの影響でイベント自体が中止となってしまったため、それをさらにブラッシュアップしたものをiOSDCにて発表させていただきました。

www.tryswift.co

 

発表を終えて

ありがたいことに「ちょっと感動してる」「めちゃくちゃ便利だ」「明日から使いたいシリーズ」などなどポジティブなコメントをたくさんもらうことができました。

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発表後の質疑応答コーナーでも多くの質問があり、ありがたかったです。

今回の発表内容は結構実務に役立つ方も多そうなので、発表者ノートと共に解説記事として後日別途アップする予定です。

 

他のスピーカーのセッション

今回は4連休中での開催ということもあり、子供たちの相手をしながらの参加になりました。大量の宿題を抱えた娘が「パパの部屋じゃないと集中できん」ということで、宿題を応援しながらセッションを聞いたりしてました。 

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この後ろで娘が宿題をやっていた

てことで、どのセッションも100%集中して視聴はできなかったので、これから改めて1.75倍速でニコ生タイムシフトで各セッションを再度チェックしていきます。感想は随時下記のTwitterのスレに投稿していく予定です。フィードバックも送ろうと思います。 

 

全体の感想

やはりオンライン開催ということで、カンファレンスの醍醐味でもある、知り合いや、たまたま近くにいた人たちと技術や業界にカジュアルにお喋りする、といったことができなくて寂しい感じはありました。ただ、ウィンドウを5つ並べてセッションを同時に見ることができたり、タイムシフトで気になったセッションを見返したり、一時停止できたり、といった配信ならではのありがたい点も多々ありました。

登壇者としては、事前収録ということもあり負担はだいぶ小さくてよかったです。とはいえオンライン配信であっても登壇直前に緊張して心拍数が異常に高まる体験は相変わらずでした。

リアルの登壇だとお客さんからの笑いや反応に応じて臨機応変に話し方を変えたり、とかいったことも楽しいですが、ニコ生でもリアルタイムで反応をもらえるのでそれはそれで楽しかったです。

クロージングセッションを見ながら「あ〜これでイベントは終わりか」といつもと同じく充実感や寂しさみたいなものは体験できてよかったです。WWDC20では体験できなかった「イベントに参加している」感が、iOSDCではすごく感じることができました。

来年はどういう形式になるかはわかりませんが、また参加したいと思います。