iOSDC2018 が始まった!

iOSエンジニアとしては、日本で一番大きなiOSカンファレンスのiOSDCは行かなきゃ!!ということで昨年に引き続きiOSDCに参加してきました。第1日目の感想を書きます。

まずなんと言っても楽しい!みんなiOSのことを考え抜いて渾身の発表をしています。全部勉強になるし、会社にいるだけでは見えてこない視点や気づきが多いです。
昨年参加したときには、iOS初めて数ヶ月だったので、話がわからずついていくのが大変でしたが、1年間エンジニアをしてきて理解度が全然違うことが嬉しいです!

気になったセッションをいくつか紹介します。

スマホアプリエンジニアだから知ってほしいブロックチェーンと分散型アプリケーション 
ブロックチェーンといえばBitCoinが真っ先に思い浮かびますが、アプリケーションのあり方にも大きな影響力を持つんです!という話でとても衝撃的でした。
スマートコントラクトという概念を初めて知りました。まだまだ理解できていませんが、「自動的に契約が執行できるシステム」ということでしょうか?第3者の保証を必要としないで契約を結ぶことができるというイメージでした。オンラインゲームでみんなが好きなものを売り買いしているような。これができると何がすごいかというと、AppStoreなどのプラットフォームによる保証を必要としないプラットフォームを作成することができるということらしいです。なかなか夢がある話だと思いますので、勉強してもっと理解したいと思いました。

iOSと(深層)強化学習
https://speakerdeck.com/yukinaga/iosto-shen-ceng-qiang-hua-xue-xi
昨年も機械学習の発表をされていた方かと思います。発表をきっかけに本も出版されたそうで、すごいですねiOSDC!!!
強化学習についてはほとんど知識がなかったので、わかりやすい説明をしていただきありがたかったです。DQNという手法はたまに見かけますが、なんのことやらわかりませんで、(ドキュンかな・・・)と思っていたくらいです。
興味深いのはSwiftで機械学習を学習からやってみようという点です。予測のみならば、すでに学習されたモデルを適用することで実現可能であり、大体こちらを使用するのだろうと思います。学習モデルはネットワークから落としてくるようなイメージです。
Swiftで機械学習を学習から行うということは、ローカル端末が保持している情報を利用して、学習を行うということになります。行列計算ライブラリにはAccelerate Frameworkを利用していました。BLASライブラリがあるので、最低限の行列計算ができます。学習の時間はどうしてもかかりますが、ローカルだけで完結する学習というのは、面白いなと感じました。
メリットは何かなと考えました。最初は通信を介さないからリアルタイム性が高いという点があるかなと思いました。しかし、通信の所要時間よりも学習にかかる時間がオーバーヘッドになることが予想されます。これは無いなぁと思いましたが、ツイッターである方が、ローカルで完結するということは個人情報の扱いが容易で良いということを仰っていました。確かに!!そこは盲点でした。使い方によってはローカルでの学習が光る場面がありそうだと感じました。

ということで、面白かったセッションを紹介させていただきました。明日も楽しんで来たいと思います。😎





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