iOSDC 2018 参加記録 : 8/30(木) #iosdc

iosdc.jp

今日は前夜祭ということで半日分。セッション6つのトラックが2本でした。

参加したセッション

まとまりはないけど、今の時点で興味を持ったことを記録しておきたいと思います。

標準アプリから学ぶ、HIGが教えてくれないiOSデザインのこと

セミモーダルビューは画面が従来より広くなったことで登場したデザインで、標準のミュージックアプリやマップアプリで採用されている。今後も増えていく。モーダルビューと違って、自己完結の必要がなく、タスクを完了させることを要求しない。

キラリと光るテクニック、アプリをデモするときの心構え

アプリのお披露目として、ハンズオンでデモをするときの知見がたくさん詰まっていた。効果的なデモをするには事前準備が大事。オフラインでも動作できるようにしておく、とかは面倒だけどやっておいたほうがいいよなあと思う。

iOSエンジニアの為のgrpc-swift入門

gRPCとかProtocol Buffersとか、いつかちゃんと使ってみたいけどまだやったことない。個人的にはJSONと縁を切りたい。強い型づけは大事だと思う。grpc-swiftはまだExperimentalではあるけど良さそう。

再利用可能なUI Componentsを利用したアプリ開発

僕の周辺の現状としては、色やテキストスタイルはデザイン時に共通定義を決め、実装もそれに合わせるように開発ルールを定めるところまではできた。しかし、Sketchでせっかくシンボルを作れるのにそれを効果的に活かすことはまだできてない。その意味で、このセッションは事例として参考になって良かった。また、Atomic Designってまさにこういうところで有益なのだなと知れた。

Playground駆動開発のすすめ

僕はUIコンポーネント作成時にPlaygroundを使うことはあるけど、それより後のUI開発時にPlaygroundを活用したことはなかった。デモで見せてもらったような、端末サイズや言語設定を切り替えたときにちゃんとレイアウトできているか、というところにPlaygroundを使うという発想はなかったので、このセッションは良かった。開発後半のUI調整のフェーズでPlaygroundを活用するにはハードルが高そうだけど、それより前のフェーズでも十分有益そうに思える。

アルゴリズムを通じてよりよいアプリを

普段から効率の良いアルゴリズムを意識できているかというと、意外とできてない。大きなデータを扱うことが少ないせいかも。いや、本当は考えるべき場面があるのに見逃しているだけかも。差分アルゴリズムは面白そう。

その他の所感

最近の iOS 界隈の関心ごとは View 周りやデザイン周りなのかな、と感じます。

少し前までは設計周りやドメイン周りが注目されていた気がするけど、それは少し落ち着いてきたかもしれません。いやもちろん大事であることは変わらないけど、ある程度解決が見えてきたという感じ。

それに比べると、View の周りはまだ研究の余地が多いように思います。Storyboard とのつきあい方とか。

その辺りに注目しつつ引き続き iOSDC 2018 を楽しみたいと思います。