Hono・Bun・Drizzleという軽量かつモダンな技術スタックは、小〜中規模では高い開発体験を提供しますが、100を超えるテーブルを抱える大規模アプリケーションと組み合わせると、型定義の肥大化、マイグレーション管理の複雑化などの課題に直面します。
本LTでは、これらの課題を実際の開発現場でどのように捉え、対処しているのかを共有します。
特にテスト戦略では、Drizzleのネストしたトランザクションへの対応を活かし、Honoの処理全体をテスト単位でラップしてロールバック可能にすることで、DB状態をクリーンに保ちながらテストを高速に繰り返せる環境を構築しました。さらに、マイグレーション実行などI/O負荷の高い処理では、Dockerのtmpfs機能を利用してDBストレージをインメモリ化し、テスト速度を大幅に改善しています。
これから大規模DBにHonoやBun、Drizzleを導入しようと考えている方が、事前に押さえておくべき注意点や実践知見を持ち帰れる内容です。
Web地図界隈では古来より「地図タイル」という仕組みが存在します。
地図タイル配信のベストプラクティスは日進月歩で変化しており、かつてより遥かに低いコストで巨大な地図タイルを配信することが可能となっています。
タイル配信の最新のプラクティスをHonoと組み合わせることで、とても手軽に安いタイルサーバーを構築できます。本トークでは、地図タイルの理屈を簡単に紹介したうえで、AWSやCloudflareという基盤でHono製のタイルサーバーを構築・運用する手法を実際の事例を添えて紹介します。
アウトライン(予定)
レガシーJavaで作られたToilに溢れたスタブサーバーをHono(zod-openapi)にリプレースし、開発者体験を向上させるまでの軌跡を5分に詰め込んでお話しします。具体的には以下についてお話しします。