iOS開発を主戦場としてきたエンジニアが「iOSにこだわらない」理由

Chihappy
MIXI DEVELOPERS
Published in
Aug 31, 2022

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「一つの技術を極めるよりも、技術を使って良いプロダクトを作ることを極めたい。プラットフォームが変わったとしてもその目標に向かえるよう、iOSにこだわらず『ソフトウェア・エンジニア』として戦っていきたい」そう語るのは、「家族アルバム みてね」のiOSエンジニア、佐藤です。

2児の父として自らもサービスのヘビーユーザーである佐藤に、みてねでソフトウェア・エンジニアとして働く魅力や、プロジェクトでの苦労経験、エンジニアとしての目標などについて聞きました。

━これまでの経歴は

iOS開発には現職含めて計5年ほど携わっています。

高専を卒業後、新卒入社した会社で半年間のAndroid開発研修を皮切りに、iOS開発、インフラと様々な領域を経験しました。元々アプリ開発をやってみたいという漠然とした気持ちだけがあったため、AndroidかiOSかという強いこだわりはなく。実務が始まるタイミングで社内で需要があったiOS開発チームに配属され、iOSエンジニアとしてのキャリアがスタートしました。途中でAWS移行のプロジェクトに1年ほど従事したのですが、いつしか「アプリ開発がやりたい」と毎日のように考えるようになっていて(笑)エンジニアとして、最初にアプリを作った時の感動を超えるものは無いことに気づきました。

━ミクシィに転職したきっかけは

いちユーザーとしてサービスの成長を喜べるような仕事をしたいという思いがあり、自分が普段使っているアプリの中から転職先を探していました。その中の一つがミクシィが提供している「家族アルバム みてね」というサービスです。他にも転職先候補はありましたが、iOSDC Japan 2018の懇親会でみてねのエンジニア 酒井さん(現プロダクト開発グループ マネージャー)にお会いして当時から気になっていたことと、まだ子どもが小さい今だからこその気持ちを活かしたかったことから、みてねへのジョインを決意しました。

━入社後のギャップはありませんでしたか?

特にありませんでした。サービスを知ったきっかけがiOSDC Japanだったので、きちんと技術に投資する会社だという印象を持っていましたし、実際に外のイベントで得た知見を業務に活かしている方も多いです。また、カジュアル面談で感じていた通り柔らかい人柄の方ばかりで、意見を出しやすい環境なので、サービス改善のために健全な議論ができる職場だと感じています。

プロダクト開発チームについて

━プロダクト開発チームの構成は

プロダクト開発チームは現在ドメイン制になっています。みてねアプリ上の写真アップロード・閲覧機能などデジタル領域を見ているドメインと、フォトブックや出張撮影などリアルな商品を扱うドメインの2つに分かれていて、各ドメインにPdM、エンジニア、デザイナー、QAがいるようなチーム構成です。

━みてねのアプリ開発チームで働く魅力

実は、みてねのアプリ開発チームは、AndroidやiOS、サーバーサイドなどの明確なカテゴリー分けは持たず、全員が『ソフトウェア・エンジニア』として活躍しています。プロダクト開発グループ全体として誰がどのタスクを取ってもOKな仕組みなので、アプリ開発に限らず、サーバーサイドやインフラなどのタスクにチャレンジすることも可能です。

個人的にはiOS開発だけでなく、例えばAPI周りなどのサーバーサイド領域も見れるエンジニアになりたいので、業務として真剣に取り組める環境は非常にありがたいですね。

あとは、iOS・Androidともにデザインシステムが素晴らしいです。例えば色や大きさ、角丸のサイズなど、よく使うコンポーネントの内容を全てデザイナーが決めていて、アプリ開発のコードの中に組み込みやすいようシステム化してくれているので、エンジニアとしてどのように価値を創出していくかということにフォーカスできて、ありがたい。

━チームの働き方は

ミクシィでは #マーブルワークスタイル を導入しており、働き方は部署ごとに違います。みてねのプロダクト開発グループはフルリモートで働かれている方が多く、出社すると「お、珍しいね」と言われることも(笑)また、自分含め子どもがいるメンバーは、勤務時間を前倒しして夕方には勤務終了する方も多いですね。

印象に残っているプロジェクト

現在、初めてプロジェクトリーダーとしてiOSのアップロード改善のプロジェクトに取り組んでいます。アプリを起動して最初にユーザーである親が行う操作は写真のアップロードなので、その操作性改善のために立ち上がったプロジェクトです。

実感したのは、エンジニアとして一人でタスクをこなしていくのとは使う頭が全然違うということ。プロジェクトメンバーやマネージャー陣に対してあらゆる事象の説明を求められるので、その言語化が意外と難しい。あとは、タスクの優先順位付けや取捨選択、プロジェクトをどうやって前に進めていくのか?など検討事項が盛り沢山で、プロジェクトの初期段階ではかなり苦労しました。

今はなんとか軌道に乗ってきましたし、今後のキャリアのためにPM的な動きも経験してみたかったので、つまづきながらもなんとか頑張っているところです。

目指すエンジニア像について

自分が持っている知識やスキルを深掘りしていくことも必要ですが、知識を横に広げていくことがとても重要だと考えています。

自分はiOS開発を5年程やってきましたが、一つの技術を極めるよりも、技術を使って良いプロダクトを作ることを極めたい。なので今後、プラットフォームが変わったとしてもその目標に向かえるよう、iOSにこだわらず『ソフトウェア・エンジニア』として戦っていきたいと思いました。

今はたまたまiOSというプラットフォーム上でアプリ開発をしていますが、新たなプラットフォームの出現にも備えてソフトウェア・エンジニアとしての知識を広く深く習得していくつもりです。

ミクシィでは様々な事業やポジションで仲間を募集中です。こちらの記事を読んでいただき、ミクシィで働くことに興味を持ってくださった方がいましたら、ぜひ採用情報をご覧ください。公式Twitterでもミクシィで扱う技術やエンジニアに関する情報など、随時発信してますので、フォローしていただけると幸いです。

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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